出産レポ・備忘録
自分の記録。
あとはプレママさん達への参考程度に。(なるかな💦)
自然分娩・無痛(和痛)分娩・帝王切開などなと色んな分娩方法がありますが私は自然分娩を選択。
理由はお母さんも妹もそれで産んでるし、無痛選択すると+でお金とられるし、何より妊娠なんて滅多にない人生最大級のイベント、自然に産むということがどれだけ痛いか体験したい!という謎のチャレンジ精神。
↑
のちにとても後悔することになる。
予定日2/26
臨月付近からお腹の靭帯がつってるような痛みがよくあるけど、=張りや前駆陣痛ではないらしい。
ところがこの日は先生に「NST見ると張ってるけど気付いてる?」と言われる。自覚なし。
気付かないやらその方がいいとのこと←痛いから
もしや私痛みに強いのか?!ラッキー♪なんてのんきなことを考えてた。
この日の時点で子宮口1㎝
3/1
朝からなんだか腰が重いような痛いような、生理痛のようなものがイテテ→おさまる→イテテ→おさまる、と始まる。
パパがなんとなく間隔を計ってくれるもまちまち。これが前駆陣痛かななんて話ながら、どうしても食べたかった担々麺を食べに行く。
12:30
汁なし担々麺マジうまい!😋と言いながら食べつつも、10分前後の間隔で腹が痛い。
でも全然我慢できる。
13:30
執筆に行ったパパを見送り、早くお子に降りてきてもらうために駅前を散策する。
心残りがあってはならぬと思い、気になってたカフェに行く。30分くらい並ぶ。その間もお腹痛い。
15:00
劇団業務に必要な素材が届いたので仕事するために帰宅しようとするも、さっきより痛みの間隔が短くなり、不安になってきたので実家に寄って妹と母に話すと「それ陣痛じゃね?」と言われる。
まずい。まだ仕事が残ってるのに・・・(O.O;)(oo;)慌てて家に帰る。
16:00
7,8分間隔になってきた痛みの間に残ってる近々にやらなきゃいけないデータを作ったり、書類を書いたりする。
まさか陣痛と陣痛の間に仕事することになるとは思わなかった💦
18:00
なんとかまとめたころには座ってるのが辛いくらいの痛みになっていてソファに転がる。
一応病院に電話してみるも、まだ声に余裕があると判断されてしばらく自宅で様子見になる。
20:00
間隔が4,5分になってくる。マジで痛い。「うっぐ!」→おさまる→「ぐあっ!」おさまるの繰り返しでこれいよいよヤバイんじゃないかと思いパパに連絡する。お腹すいたことを伝えると寿司を買ってすぐ帰るとのことでテンションが上がる。
念のため陣痛の合間に入院セットの最終確認とメイクを落とす。
21:00
パパが帰ってきたころにはかなり痛くて陣痛タイムになると動けない。
その様子を見て「寿司食べてる場合じゃなくない?!」と言われるも、寿司を無駄にしたくない。意地でも食べる!!と悶えながら、時に米をぶふぉっ!っと口から飛ばしながら必死に食べる。
「こんな状態で寿司食う人初めて見た・・・」とパパに苦笑いされる。
でもここで意地でも寿司を食べておいて良かったと後程思う。
病院に電話するととりあえず来てくださいとのことだったので、寿司を平らげたのち、登録していたマタニティタクシーに乗って病院へ。
陣痛と陣痛の合間じゃないと歩けないほど痛い。
22:00
病院に到着。LDRでお産用の服に着替えるよう言われるも痛すぎて着替えるのにめっちゃ時間かかる。パパに手伝ってもらってなんとか着替える。
ベッドに寝転がってNST装着でしばらく様子を見る。
23:00
内診。子宮口は前回26日の診断と同じくらい。このまましばらく様子見て、もしかしたら1度帰ってもらうかもと言われる。
こんな痛いのに帰らされるの意味わからん!と心のなかで思う。帰ってどうしろと💦
そこからひたすら痛みに耐える。
間隔が7-8分にまた延びてる。なんでじゃ・・・。
すごく痛いけど、まだ息を吸って吐いてで、いきみ逃しは全然できる。
横でパパは執筆している。適当なときに寝てねと伝えてとにかくひたすら痛みに耐える。
そこから朝まで6-8分間隔の陣痛に耐える。合間に寝れたらと思ったけどたぶん眠れてなかったと思う。
6:00
助産師さんが来て、陣痛は来てるっぽいけどまだまだな感じがするから、8時にもう一度様子見て、帰るかまたは予定日も過ぎてるし陣痛促進剤とバルーン入れて産んじゃってもいいかもねと言われる。
この頃にはかなり痛かったので説明聞いてもはぁ、、、ぐらいにしか思えない。てかこの痛みで帰されても困る。
7:30
朝食が運ばれてくる。が、痛すぎてみそ汁何口かとサラダ数口だけでもう食べられない。
寿司食べといて良かった・・・。
8:30
いい陣痛が来てるから促進剤だけで行けそう。先生が9:00ごろ来るからそこで見て促進剤入れていい?と言われる。もうなんでもいいから早くして😭
9:30
先生の診断で子宮口2.5㎝(こんな痛いのにまだそんな?!)
促進剤投与決定。
書類にサインを!と言われるも読んでる余裕ない。何書いてあるか読めない。パパは爆睡している。よくわからないけどもうとにかくサインした。
ここからが地獄・・・
弱いのからはじめて、30分ごとに徐々に強いのをいれるらしい。
投与からほどなくして、今までの比じゃない痛みに襲われる。
YouTubeで勉強しといた(笑)いきみ逃しの呼吸法でなんとか頑張る。喉が乾いたので何度もパパを呼ぶも、全然起きない。たぶん自分が思ってるより声が出てなかったんだと思う。
若干イライラしつつ出来る限りの大声で起こして水を口まで運んでもらう。
ストローキャップ用意しておいて本当に良かった・・・。
11:00
更に強い陣痛促進剤の投与開始。
もうこのころからわけがわからなくなる。
パパに背中をさすってくれと頼む。
助産師さんもたまに来ては替わってさすったり押したりしてくれる。でもぶっちゃけそれで和らいでるかどうかも分からないレベルで痛い。
11:30
更に強い陣痛促進剤。
もうほんとうに意味が分からない痛さ。
内診されるもまだ子宮口3.5cmくらいと言われる。ちょっと待ってこの痛さで半分もいってないって、あと何時間これ耐えるの?!となる。
このころ体温37.5くらいだったはず。
熱くてしかたないのでパパが冷やピタを買ってきてくれる。
12:00
お昼が運ばれてくる。いい陣痛にするために体力つけるために少しでも食べてと言われるも起き上がれないし咀嚼する気力もない。というか痛すぎて動けない。
パパが食べてもいいということなので全部あげた。「竜田揚げだよ!」と言われるもいらねぇよー!!!💢と心のなかで叫ぶ。
このころからもう時間が分からない。ただただ数分間隔で、自分の中では1分間隔くらいに感じたそれくらいの間隔で、耐えられないほどの痛みに襲われる。
呼吸法とは?!パパに「吸ってー吐いてー」と声をかけられるも吸えないー!吐くっていうか声出ちゃうー!
「ヒィーーー!」←吸う音
「あ゛ぁぁぁー!!!!!!」←精一杯の吐く音、もはや声。
パパにテニスボールが渡されお尻を押してくれたり、腰を押したりしてくれる。
でもなにされても痛い。ただただ痛い。
あんまり押しすぎると赤ちゃんが降りられないと言われてテニスボールもなんか添える程度に感じられる。
もっと強く押してよ!😭とパパの手を持って自分に押し付けるもあんまり効果なし。
んだよ!テニスボール役立たねぇな!と心のなかでキレる。
腰の骨が内側からバキバキに叩かれながら、どでかい鉛玉がお尻から出そうな感じ。
伝わらないよね!私も妹に腰をハンマーで叩かれてるような、1年分の💩出そうな感じと言われてもぜんぜんわからなかったから・・・
まぁ、とにかくとにかく経験したことのない痛み。
さすがになにも食べないのはまずいので、パパが買ってきてくれたウィダーインゼリーを口に運んでもらってなんとか飲む。
だんだんだんだん痛くなる。こんなに痛いのにまだ強い陣痛が来るよーと言われ、恐怖。
熱が38.0になる。
「痛い゛ぃぃぃぃ!」「もう無理!もうやめてお願い!」「一時間でいいから休憩させて!」などなど叫びまくる。
何度も助産師さんにまだですか?と聞く。
にっこりしながら「うーんまだもうちょっとかかるかなー」と言われ、泣きたくなる。
「もう無痛にしてください!(金なら出す!)」と言うと「うち無痛ないんだよー」とニコニコ言われ、終わった(´Д`|||)詰んだ死ぬ(´Д`|||)と絶望する。鬼!こいつら鬼や!!と心で叫ぶ。
子宮口3㎝まで開くのが大変らしく、そこからはわりと早く行くよと言われたけど全然進まないじゃん!嘘つき!!
先の見えない痛みに半べそ。
背中そっちゃダメ!出来るだけお腹見ていきみ逃して!と言われるも無理!!パパに言われてもだから無理だって!!💢となる。
そして突然の破水。お腹のなかでパチン!と何かが弾ける音が聞こえたと思ったら生暖かい水がどばーっと出る。
助産師さんに破水しましたー!😭と伝えると、細菌感染をふせぐために抗生剤を点滴に追加される。
破水したということはもうすぐかな?!と一筋の光が見えるも、そうでもないらしくまだまだ耐えることに。
だんだん変な妄想というか幻覚というかが見えてくる。内容は覚えていない。
後からパパに聞いたけど、ひとしきり「来る!来る!!う゛あ゛ぁぁぁぁ!!」って何回か叫ぶと、パタッと気を失って→また叫んで気を失ってを繰り返していたらしい。
痛みの最中はもう発狂というか気が狂ってるような感じで、ベッドの柵を壊れるんじゃないかレベルで掴んだり、頭掻きむしったり、髪の毛引っ張ったりもうぐっちゃぐちゃ。
そんなのを何時間耐えたか分からないけど、いよいよ内診でほぼ子宮口全開。
が、お子が全然降りてきていないということでまた放置。
嘘だろ?!といよいよ泣きたい。でも泣くより痛みが上回ってそれどころじゃない。というかもう自分で自分が分からないくらい気がおかしくなってたと思う。
しばらくすると、赤ちゃんの向きが悪くて降りてきてないと言われる。
いきんで、途中から吸引分娩する器具入れるかもだけどいい?と言われる。
もうなんでもいいから、早くしてくれと思う。もう喋れないからとにかく頷く。
慌ただしなる病室。パパから色んな人が準備し出したよ。いよいよだと声をかけられる。
たしか酸素マスクをつけられたような気がするけど記憶が曖昧・・・。
椅子がトランスフォームして分娩台になる。
この頃には助産師さんにいきみたかったらいきんでいいよと言われる。
やったー!!!と自分ではいきんでるつもりが違うと言われる。目を開けて、足を踏ん張って、声を出さずに、おっきい💩出す感じ!と言われる。
全然意味が分からない。それでも何回かやるとそれ!いいよ!と。
18:30
いよいよ先生も来て、本格的に分娩が始まる。
上からお腹を押す助産師さんも加わる。
「陣痛の波が来たら、深呼吸を2回して2回いきんで!」と言われ、助産師さんにタイミングを計ってもらいながら波の頂点でいきむ。
2回いきんだところで下の方に何か挟まる感じがある。あ、頭だ・・・と思う。
器具入れるよ!会陰切開するよ!と言われるけどもうほんとなんでもいい。もう好きにしてくれ!と声にならない頷きで返事する。
麻酔されてパチンパチンと切られて血がぶわーっと出る間隔がある。陣痛が痛すぎて痛みは感じない。
吸引の器具突っ込まれてももう何がなんだかわからない。
「次の陣痛で出すよ!!頑張って!」と言われるももはやパニクってて陣痛がなんだかわかんなくなる💦「波がもうわかりませんー😭」と言うとNSTを助産師さんが見て、波が来たら教えてくれる。呼吸を整えてめいっぱいいきむ!
「もう一回いける?!」と言われて頷いて思いっきりいきむ!
「出るよ。しっかりささえて!受け止めて!」と助産師さん達の声が聞こえる。
「もういきまなくていいから下見て!」と言われて見ると、ズルンッとお子が出てくるのが見えた。
う、産まれた・・・!うわ!産まれた!
19:00
小さく「ふぇっ、ふぇっ」という声が聞こえる。そして「あら、19時ぴったり!おめでとう」という助産師さんの声も。
ぴったりか・・・すごーい・・・と朦朧としつつも笑う。
疲れすぎてて実はこの辺の記憶が曖昧。
でも、子供を見ていた助産師さんが「小児科の先生呼んで」とか「呼吸とれないね」とか話してるのがうっすら聞こえる。
そういえば動画で見てたように、大きな声で泣かなかったなあ・・・とぼんやり思う。
しばらくバタバタしてたけど、「お母さん抱っこしてあげて」とお子がベッドの横に連れてこられる。とりあえず写真!!ってなってパパに一枚撮ってもらう。
そしたらすぐNICUに連れてかれてしまった。
「えっ?!えっ?!」何がどうなってるのか分からない。
助産師さんに「ちょっと呼吸が苦しいみたいだから上で見てもらうね 」と言われて、あ、はい・・・と答える。
この時点ではまだそんなに動揺してないというか、心配してないというか・・・とにかく疲労感が半端なくて「まあ、大丈夫だよね。うん。」と自分に言い聞かせる。
あとで、ママは動けないからパパが説明を受けてくださいとなる。
とにかく、終わった。産んだんだ私が・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな感じの出産でした。
あとは前のブログに書いた感じです。
ちなみに補足ですが、後の処置が痛かった!!😭
胎盤出すためにお腹を押されるんだけどこれがまた痛い!!
切開したところを縫うのも麻酔されても痛い!!糸をピーって引くときイデデデ!ってなった。しかも結構時間かかる。
ちなみにこの縫ったあと、座れないレベルで痛いです。
円座クッション何枚重ねてもいたいのでロキソニン飲みましたがそれでも痛いです。
退院した今も痛みます。いつまともに座れるようになるんだ・・・と今も痛くてロキソニン飲んでます。
そして貧血になりました。結構がっつり切ったので、このあとトイレに行ったときふらふらぁっと廊下で倒れました笑
しかし恐ろしいことに・・・
終わった瞬間に陣痛の痛みがどんな痛みだったか、どんだけ痛かったかもう忘れてます。
本能的なものなんでしょうか。
産ませようとする本能怖い。
凄い痛かった。死ぬかと思った。腰の骨をバキバキに叩かれながら~な痛みだなって思った。ってことは覚えていてもじゃあそれを具体的に感覚として覚えてるかと聞かれるともうきれいさっぱり思い出せない。
人間のからだと脳こえぇぇぇ!!!(ノД`)ノ
ただ、陣痛中に「もしこの痛みを忘れることがあったとしたも、2度と自然分娩はごめんだってことは覚えておく」と思ってたので、もう次産むことがあったら私は無痛分娩にします。
金で解決できるならそうする。
それくらい壮絶な21時間でした。経産婦はもうちょっと楽だよと言われても万が一もあるじゃん。2度とごめんだよ・・・。
のちにオーストラリアに住む叔母さんに「オーストラリアではもう無理って言ったらすぐ無痛に切り替えてくれるのに、なんで日本はそんなに自然分娩にこだわるの?」って言われた。
・・・お国柄なんですかね。お腹を痛めて産んだ我が子とかよく聞くし。
いや、ぶっちゃけどんな産みかたでも愛情は変わらんと思うよほんと・・・。
無事に産めるならどんな方法だっていい。ていうか10ヶ月の妊娠生活だって十分辛いんだから、最後くらい好きに産ませてくれよと思うよね・・・。
謎のチャレンジ精神のおかげでどれだけしんどいかしっかり体験できました。
陣痛の痛みも所要時間も人によるから、何を選ぶかはその人次第。妊婦さん自身が自分にあった方法を選ぶのが一番だよね。
しかし、バースプランというのを書かされて「曲を流したい、アロマたきたい」なんて書いてたけどぶっちゃけそんな余裕なかった。むしろ曲かかってたらうるせぇ!って言ってたかも(笑)
おまけ
出産中あって良かったもの
・ストローつきのペットボトルキャップ
・ウィダーインゼリー
・冷やピタ
・旦那←
あの陣痛を一人で耐えるのは無理だったと思う・・・。助産師さんも常にいてくれる訳じゃないので、パパがいて本当に良かった・・・。買い物に行ってくると少し離れるだけでも行かないでー早く帰ってきてー😭っと思ったくらいに。
誰かが一緒に頑張ってくれてると思うだけでだいぶ違うと私は感じました。
以上。
長々と失礼しました。
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